アスタミューゼ、三菱UFJ信託銀行への企業評価スコア提供契約、社会課題解決型ファンド運用支援開始へ

〜中長期的な成長領域判定ロジックや、領域別無形資産の競争力評価スコアを提供〜

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩、以下「アスタミューゼ」)は、三菱UFJ信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長 長島巌、以下「三菱UFJ信託銀行」)が運用を開始することを決定したグローバル上場株式を対象とする社会課題解決型ファンド(以下「グローバルSDGsイノベーターファンド(仮称)」)の運用における協業を開始いたします。

協業にあたり、研究開発助成金の流入額を用いた中長期的な成長領域の選定ロジックや、無形資産による銘柄の競争力評価スコアに関する情報提供契約を三菱UFJ信託銀行と締結いたしました。

近年、海外の金融機関中心に、投資戦略策定や資産運用にオルタナティブデータを活用する動きが進んでおり、国内でも徐々に活用の兆しが見えてきております。

また国内資本市場においては、スチュワードシップ・コードの浸透やコーポレートガバナンス・コードの改訂も相まって、企業の無形資産の把握に関する議論が活性化しつつあります。

こうした背景の中、アスタミューゼは、三菱UFJ信託銀行と2019年から協業を開始し、無形資産データを活用したファンド運用手法の開発と検証を実施してまいりました。具体的には、以下のプロセスで、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献する中長期的な成長領域や上場株式銘柄を選定する手法です。

  • アスタミューゼが独自に保有する「研究開発助成金の流入額」を「企業の研究開発費」と組み合わせることで、中長期的に成長が見込まれる領域を選定するロジックの作成
  • 成長が見込まれる領域毎に、領域の特性を考慮した「無形資産(特許)の競争力評価」の方法を定義・スコアリングすることにより、有望な上場株式銘柄を選定

今般、当該ロジックとデータの投資判断における有用性を確認できたため、アスタミューゼは2021年6月より当該ロジックやデータの情報提供契約を三菱UFJ信託銀行と締結し、三菱UFJ信託銀行は当該ロジックとデータを用いた「グローバルSDGsイノベーターファンド(仮称)」を設立することを決定いたしました。特許や研究開発助成金のデータを主な情報源としたファンドの運営は本邦初の取組みとなります。

運用開始後は、三菱UFJ信託銀行とデータの活用方法等に関する定期的な協議・見直しを行い、中長期的な業績向上に資する投資ファンド運用に尽力してまいります。

 アスタミューゼは、投資戦略策定や資産運用にお役立ていただける客観的なデータ、企業価値評価スコアリングのご提供や、エンゲージメント・プラットフォーム「THE CODE」<https://www.thecode-online.com/>の運営を通じ、透明性の高い企業経営・投資活動に貢献いたします。

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