アスタミューゼ、投資ファンド向けに、サスティナブルな企業価値向上に資する無形資産のポテンシャルをスコア化

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永井歩、以下「アスタミューゼ」)は、サスティナブルな企業価値向上に対する無形資産のポテンシャルを可視化するスコアのベータ版を開発しました。

概要

サスティナビリティ・スコアは、持続的な課題(※)に対する、保有技術を中心とした企業の無形資産の貢献ポテンシャルを定量評価することにより算出されます。

(※持続的な課題:SDGsをアスタミューゼ独自にブレイクダウン・具体化して、定義したもの)

ESG投資の重要性が叫ばれる一方、その定義の困難さやリターンとの両立への問題意識は広がっています。そのような中、本スコアを活用することで、持続的な成長を続ける企業の特定を通じた、社会課題解決と経済的リターンを両立させるポートフォリオの構築を支援します。

本スコアを活用して得られるアウトプット/期待される効果

アスタミューゼでは、米国サスティナビリティ会計基準審議会(SASB)のマテリアリティ(重要課題)マップを活用しながら、持続的な課題に関連する経済活動の規模や人口動態を分析して、各課題の成長インパクトをマテリアリティ・スコアとして定量化しています。

このマテリアリティ・スコアと、各課題に関連した技術母集団における保有技術のエッジ・スコア(特許の排他力)とを掛け合わせて、無形資産のポテンシャルをスコアします。これにより、例えば以下のようなアウトプットを得ることができます。

  • 領域選定において:より大きな経済的インパクトが見込める課題の俯瞰的把握
  • 銘柄選定において:特定の課題において、中長期の競争優位性の観点から高いパフォーマンスを発揮し得る有望なESG投資関連銘柄の特定、等

結果、より中長期的に経済的リターンをもたらし得るポートフォリオの構築が図れるようになります。

アスタミューゼによる、投資ファンド運用に対する支援メニュー

アスタミューゼでは、以下の通り様々な投資ファンドの運用に対応した幅広い支援メニューを有しております。

  • グロース/バリュー運用向け銘柄選定支援メニュー
    • 有望無形資産(特に技術/特許)からの成長銘柄選定
    • 有望ネットワーク(ストラクチャルホール等)からの成長銘柄選定
    • 低い時価に対する無形資産/ネットワーク/人的資産評価からの割安銘柄分析
    • コングロマリットとして認識されている銘柄に対する事業ポートフォリオ分析
  • テーマ型運用向け領域/銘柄選定支援メニュー
    • イノベーション投資150兆円の投資流入からの成長領域の分析
    • イノベーター集積/イノベーション投資等の分析に基づく萌芽領域の予測
    • 成熟産業における異業界での成長ポテンシャルのある産業領域・技術領域の特定
  • バイアウトファンド(PEファンド)向け案件発掘・分析・経営支援メニュー
    • 成熟産業における異業界での成長ポテンシャルのある産業領域・技術領域の特定
    • 無形資産/ネットワーク/人的資産評価からの割安銘柄の分析
    • コングロマリットとして認識されている銘柄に対する事業ポートフォリオ分析、等
  • グロースキャピタル/ベンチャーキャピタル向け案件発掘・分析・経営支援メニュー
    • 技術/特許を中心とした有望無形資産からの成長銘柄の選定
    • 有望ネットワークからの成長銘柄の選定
    • 有望人的資産からの成長銘柄の選定、等

今回、対象企業の無形資産のサスティナビリティ評価を通じたESG投資関連銘柄としての有望度を測るスコアを新たな支援メニューとして加えることで、投資ファンド運用をより多面的に支援して参ります。