アスタミューゼ、“技術”と“顧客”で事業の分散度合いを定量的に算出した「事業ポートフォリオ評価ロジック」を特許出願

 アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、世界80か国、約2億件のイノベーションキャピタルデータベースを基に、様々な無形資産や技術、事業、企業の評価・スコアリングを行っています。このたび、企業の保有する特許に付与された技術分類と、対応する産業を予測し計算することで、事業ポートフォリオを自動生成、指数化し、定量的に可視化・評価・シミュレーションができる「事業ポートフォリオ評価ロジック」を構築し、特許出願を行いました。

「事業ポートフォリオ評価ロジック」開発の背景

社会の変化や市場の予測が難しい昨今、自社の既存事業の優位性がいつまで続くかわからないため、多くの企業が新たな研究や新規事業の開発を行っています。新たな事業を検討する際、既存事業や保有技術をあらためて棚卸し分析した上で、効率よく収益貢献度の高い事業を見つけ出すことが企業の課題となっています。

特許の概要

事業ポートフォリオ評価分析の手法

企業の保有技術/特許1件1件と対象市場を紐づけ、「技術」と「顧客」の2軸で事業ごとの分散を算出。

評価算出アウトプットイメージ

【事業A】分析対象企業がコアとする事業
【事業B】コア事業に近い顧客に対し、技術の幅を広げて展開している事業
【事業C】コア事業に近い技術を活用し、顧客の幅を広げて展開している事業
【事業D】技術も顧客もコア事業から離れており、強みを活かせない可能性が高い事業

このたび構築した「事業ポートフォリオ評価ロジック」は、事業会社だけでなく、事業会社の経営をご支援する経営コンサルティング会社、また、多面的な企業の価値評価をしたい金融機関や証券会社、監査法人、ベンチャーキャピタル等の事業活動にもご利用いただけます。

アスタミューゼでは、「事業ポートフォリオ評価ロジック」を活用し、企業の保有技術を最大限に生かした事業ポートフォリオの評価、分析で効率的な企業経営に貢献いたします。