アスタミューゼ、新たな特許価値評価ロジックを特許出願 ~技術・排他的権利としての価値だけではなく、経済的価値も織り込んだスコアリング手法~

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、世界80か国、約2億件のイノベーションキャピタルデータベースを基に、様々な無形資産や技術、事業、企業の評価・スコアリングを行っています。これまで数多くのクライアント様に実施させていただいたコンサルティングプロジェクトを通じて蓄積した特許評価のノウハウを活かし、新たなスコアリング手法を構築いたしましたので、このたび特許出願を行いました。

これまで、特許の価値評価は広く行われており、その手法も定性的手法から定量的手法まで多数存在しています。アスタミューゼでは、従来の特許評価の指標に組み込まれる事が少なかった、各国・地域ごとの経済規模や、判例データの解析に基づいた権利行使時の各国毎の経済的インパクトを織り込んだ手法を構築いたしました。

概要

このたび新たに構築した特許価値評価ロジックに基づくスコアリング手法は、主に以下の観点・指標を織り込んでいます。

  1. 技術・排他権的価値の観点:
    他社からの注目度、市場でのニーズや汎用性・応用展開可能性、排他権としての優位性
  2. 経済的価値の観点:
    各国市場の経済規模や権利行使から想定される各国の経済的価値
  3. 地理的価値の観点:
    事業戦略における地理的範囲・影響

アスタミューゼが構築した独自の特許価値評価ロジックに基づくスコアリング手法は下記のシチュエーションにご活用いただけます。

  • 経営戦略立案における自社技術競争力や知財力の客観的な評価
  • 研究開発内容の精査、研究投資に対する経営判断
  • 成長領域における先進的イノベータや萌芽研究の特定、新規研究テーマの発掘
  • 企業の知財戦略の立案
  • 企業の保有知財の棚卸

アスタミューゼは、経済的価値も織り込んだこの度の新しい特許価値評価ロジックに基づくスコアリング手法を用いることで、当社保有のイノベーションキャピタルデータベースを用いた技術情報分析の可能性を拡張し、クライアント様の保有技術資産の利活用やさらなる事業成長に貢献いたします。