2021年も「例年以上に採用を行う」が6割! コロナ禍における知財業界の採用についてアンケートを実施 より求められるスキルは「マネージメント能力」と「変化に対する柔軟性」

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永井歩、以下「アスタミューゼ」)はこのたび知財業界のクライアントに対して、コロナ禍前後における採用意欲の変化に関するアンケートを実施しました。

本調査の概要

アスタミューゼは2005年以来、「知財お仕事ナビ」や「Patent Job Agent」といった弊社サイトを通じて、約700社の特許事務所や企業の知財部等に対し、述べ1,200名以上の就業支援、採用支援を行ってきております。

今回の調査は、2020年のコロナ禍を経て、知財業界の採用状況や必要とされる人材のスキルや能力にどのような変化が生じたのかを図るために実施しました。

本アンケートについて

実施期間
2021年1月25日(月)~2021年1月29日(金)

実施方法
インターネット上でのGoogleフォームを使用したアンケート

実施対象
特許や商標といった、知財に関する仕事をされている弁理士、特許技術者、特許事務、人事総務担当者

有効回答件数
80件

結果のサマリー

  • 「2020年の業務量」については4割の事業所が「減った」と回答。
    • 逆に6割が「増えた」もしくは「例年と変わらない」と答えており、コロナ禍の営業はそこまで大きくなかったと思われます。
  • 「2021年の採用活動」を「まったく行わない」は1割未満。4割が「例年通り」実施。
    • 「業務が増えた」事業所の7割が「例年通り」もしくは「より積極的に」採用活動を行う
    • 「業務が減った」事業所でも3割は「例年通り」もしくは「より積極的に」採用活動を行う
  • 「求める人材」についてはコロナ禍前後でもほぼ変動はありません。
    • 経験者を求める傾向が若干強まっている。
  • 「重視する能力」はコロナ禍後に「マネージメント能力」と「変化に対する柔軟性」が増加。
    • 「技術・開発分野に関する知識と経験」と「コミュニケーション能力」は引き続き強く求められています。

回答結果詳細

コロナ禍による業務量の変化

Q1:昨年(2020年)は、その前年(2019年)に比べて知財に関する業務量は増えましたか?

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昨年(2020年)の業務量については、

  • 「増えた」「少し増えた」が全体の26.3%(21件)
  • 「変わらかなかった」が30.0%(24件)
  • 「減った」「少し減った」が全体の43.8%(35件)

という結果になりました。

業務量が減少したのは4割。残りは例年通りかむしろ増えたという回答です。明確に「減った」という回答は15%であり、他の業界に比べるとコロナ禍によるネガティブな影響は少なかったように見えます。

コロナ禍での採用活動量の変化

Q2:昨年(2020年)に、新規の人材採用活動を行いましたか?

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2020年の採用活動については、

  • 「例年より増やした」が15.0%(12件)
  • 「例年通り」が51.3%(41件)
  • 「少し減らした」「減らした」が23.8%(19件)
  • 「まったくやらなかった」が10.0%(10件)

という結果になりました。

なお、Q1で「業務が増えた」と答えた回答者の場合、4割が「採用を増やした」、4割が「例年通り」となっています。業務が増えたが「採用を減らした」、もしくは「まったく行わなかった」ところも2割存在することとなります。

逆にQ1で「業務が減った」ところは5割が採用を減らすか、まったくおこわなかったものの、4割は「例年通り」と答えています。

Q2:昨年(2020年)に、新規の人材採用活動を行いましたか?

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Q3:今年(2021年)は人材採用活動を行う予定ですか?

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2021年の採用活動については、

  • 「例年より強め」「若干強め」が16.3%(13件)
  • 「例年通り」が42.5%(34件)
  • 「例年より弱め」が35.0%(28件)
  • 「まったくおこなわない」が6.3%(5件)

という結果になりました。

Q1で「業務が増えた」と答えた回答者の場合、3割強が「強め」、4割が「例年通り」と答え、「業務が減った」と答えた回答者の場合は6割弱が「弱め」と答えています。ただし「業務が減った」回答者でも3割強が「強め」「例年通り」採用活動を行うと答えており、「まったく行わない」は1割に満たない結果です。

Q3:今年(2021年)は人材採用活動を行う予定ですか?

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求める人材・スキル

Q4:コロナ禍(2019年)以前は採用時にどういった人材・スキルを求めていましたか? あてはまるものすべてお選びください。※複数回答可

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Q5:今年(2021年)以降は採用時にどういった人材・スキルを求めますか? あてはまるものすべてお選びください。※複数回答可

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もとめる人材・スキルについてはコロナ禍前後でも大きな変化は見られません。目立った差は「未経験の事務職」が10%ほど減っているくらいです。

重視する能力・資質

Q6:コロナ禍(2019年以前)以前に採用時に重視していた能力・資質はつぎのうちどれですか? あてはまるものすべてお選びください。※複数回答可

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Q7:今年(2021年)以降は採用時にどういった能力・資質を求めますか?  あてはまるものすべてお選びください。

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「技術・開発分野に関する知識と経験」と「コミュニケーション能力」、「自立して業務を推進できる能力」が依然として強く求めらる傾向に変化はないようです。しかし、重視する能力・資質については、コロナ禍前より「マネージメント能力」および「変化に対する柔軟性・対応力」を求める声がより高まっていると言えるでしょう。

本件に関するお問い合わせ先

アスタミューゼ株式会社
事業推進本部 人材紹介チーム
Tel:03-5148-7391
Email:shokai@astamuse.co.jp